N-ONE e:(エヌワンイー)に乗ってみたよ!

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この度、Honda Cars宮城中央 東勝山店にてN-ONE e:(エヌワンイー)の試乗をさせていただきました。

N-ONE e:(エヌワンイー)は、外観は従来のN-ONEと同様ですが、エンジンを搭載せず、完全な電気自動車です。今回、私は電気自動車を初めて試乗する機会を得ましたので、その印象などを報告いたします。

Honda Cars宮城中央東勝山店

外観から14インチのアルミホイールを装着しているため、N-ONE e:の上位モデル(e:L)であることが分かります。

運転席に座った当初は操作方法が不明でしたが、オートマチック車に通常見られるシフトレバーがなく、その位置にボタンが配置され、Dレンジやリバースなどを選択する方式であったためです。

エンジンスタートボタンは、通常のガソリン車Nボックスのものと形状が同じであるため、操作に慣れていると思ったら違和感が?

無音で起動し、エンジンがかかっていないと錯覚する可能性があります。これは、電気自動車はエンジンスタート時に音が発生しないためです。

運転席でわかる上位モデルの違い

  • 上位モデルには9インチのカーナビゲーションシステムが標準装備されています。
  • 本革巻ステアリングホイール
Screenshot

路上でテスト走行をしてみました。

今回試乗させていただいた店舗、Honda Cars宮城中央東勝山店周辺には勾配のある道路も存在するため、試乗には最適な環境でした。試乗時間は約15分間、往復で走行いたしました。幹線道路における赤信号からの発進、速度ゼロからの加速、追い越し加速、停車状態からの坂道発進加速などを確認いたしました。

怒涛の加速に驚いた

見た目は普通の軽自動車のエヌワンですが、実はとても速いんです!羊の皮をかぶった狼のような、驚くべき加速性能を持っています。

まず、赤信号からの発進加速についてですが、大変驚かされました。普段使用している車はNボックスカスタムターボであり、軽自動車としては加速性能に優れている部類に入りますが、それを上回る加速性能でした。特に、停止状態からの最初の加速は、軽自動車とは思えないほどの力強さでした。過去の経験と比較すると、2000ccのカリーナEDを超える可能性もありますが、ハイラックスサーフのガソリンV6 3400ccエンジンほどの加速には至りませんでした。あくまでも体感的なものですが、2000ccのガソリンエンジンに匹敵するほどの力強い加速であったと感じます。

ただし、赤信号停止状態からの加速は非常に優れているという印象ですが、ある程度速度が出ている状態からの加速は、私の所有するNボックスカスタムターボとほぼ同等の印象を受けました。

急な坂道での発進時、アクセルペダルを強く踏み込むとホイールスピンを発生させてしまうトルクが感じられました。通常、軽自動車ではターボ車であってもホイールスピンは発生しないため、電気自動車の速度0からの加速力がガソリンエンジンとは比較にならないほど大きいことが分かります。

サラリーマン時代、毎日山手線を利用しておりましたが、今回の試乗では、満員の山手線が駅を発車後、短時間で急激に加速する理由が明確に理解できました。モーターの特性として、発進時の加速が非常に強いことが要因であると認識いたしました。

乗り心地

乗り心地についてですが、非常に上質な印象を受けました。私のNボックスカスタムターボでもエンジンの振動は抑えられていましたが、電気自動車ではそれが完全に無くなり、ロードノイズ以外は一切感じられません。まるで高級車のような静寂を体感しました。
知人の車ですが、メルセデスベンツS500やセルシオにもよく乗車した経験がありますが、サイズ感の違いはあれど、スムーズ、低振動、静かさは、この試乗車でも似た印象を受けました。←これはさすがに言い過ぎだったかもかもしれませんが、軽自動車とは思えない乗り心地でした。

燃費は良いらしい

今回の15分間の試乗では燃費に関しては判断できませんが、カタログによれば一充電走行距離は国土交通省審査値のWLTCモードで295Kmとのこと。
295kmというカタログ表示なので、仮に200km走行可能と考えれば、通常のご家庭でのチョイノリや通勤での利用には問題なく走れそうですね。ギリギリ隣の県までドライブならなんとかなる?
チャーター業務だと片道で400kmくらいは走りたいので無理ですが、自家用車として日常の買い物や通勤だけなら十分な航続距離で実用になる車だと思います。
ちなみに充電に要する時間は普通充電で約4.5時間、急速充電では約30分とのことで急速充電なら思ったほど不便ではなさそうです。またチョイノリ前提なら毎日夜間充電するなら普通充電でも良さそうですね。ただし注意書きによれば夏、冬は充電時間が長くなる可能性があるらしいです。

長距離ドライブにはまだ時期早尚か?

急速充電で30分要するということは、長距離ドライブだと途中で200km間隔くらいで充電するとして、その都度で毎回30分の休憩です。
この時間を許容するとしても懸念されるのは急速充電スペースが空車であるかです。仮に一台の充電待ちでも自分の充電完了まで60分になるとすれば。。。。
遠乗りする車としては、この先の充電インフラ整備が待たれる感じがします。
充電インフラも整備必要ですが、この車を買ったら自宅にも急速充電設備が欲しくなる人も多いのではないでしょうか。その場合の工事費はどれくらい必要なのでしょうかね。本気で購入検討する際は、この辺りも確認が必要ですが住宅メーカーさんに聞くのかディーラーさんに聞くのか?

まとめ

本日試乗した印象をまとめますと、軽自動車とは思えないトルクがあり、スムーズな加速、静かな室内、大変満足いたしました。羊の皮を被った狼の加速性能と狼という表現と裏腹に静かで乗り心地の良い車内も魅力でした。

これだけのトルクがあれば、乗車定員に問題がないご家庭では普通車は不要では?と感じるほどです。
高速道路での走行は試乗機会がございませんでしたが、高速での走行性能も気になるところです。
もし機会がございましたら、高速道路での試乗も検討させていただきたく存じます。

それから車体自体は大変気に入っておりますが、導入にハードルがあるとすれば、車両価格が軽自動車としてはまだまだ高いこと(上位モデルで税込で約320万円)であること。
更に、長距離ドライブする車として使うには、充電インフラの整備不足が課題として挙げられます。

理想的には長距離ドライブ用のガソリン車が既に一台ある状態で、チョイノリ用としてN-ONE e:(エヌワンイー)を増車するのが良いかもですね。

カタログも頂きました

e:Lとe:Gでは約50万円の差が出ます。
しかし、急速充電ポートの有無、カーナビやオーディオも使うならカーナビが標準装備か否か、この点は大きな差があるのでe:Lと言う上位モデルがお勧めですよね。
上記の違い以外にも純正アルミ、本革巻ステアリングホイール、オートリトラミラーという違いもあるので、総額で換算したら約50万円の差額はむしろお得感がある気もします。

今回は上位モデルのe:Lでの試乗でした

あとがき

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